どら焼き

玉英堂の虎家喜(とらやき)は大納言の食感とふかふか生地が旨い秘伝の和菓子

とらやき、虎家喜、食べる

東京人形町にある1576年(天正4年)創業の老舗和菓子屋「玉英堂 彦九郎」がつくるどら焼きならぬ、’’とらやき’’を紹介します。

玉英堂、店舗

どうして漢字で「虎家喜」と書くのか?

前回「人形町、玉英堂の玉饅が春らしい色合いで気分うきうき♪もっちり食感で食べ応えも抜群!」でも玉英堂を取り上げましたが、この’’とらやき’’もまた味の良さもさることながら、その名前の由来にも驚かされました。

玉英堂、虎家喜、とらやき

どら焼きではなく’’とらやき’’。そして漢字は「虎家喜」と書きます。正確には、「喜」ではなく、旧字体で七を3つ書いて「㐂」のように書きます。

実は玉英堂の現在の当主、そして先代、先々代の三代が皆続けて寅年ということから、虎がネーミングに起用されました。さらに中国の故事に「寅年が三代続くと子孫繁栄」という謂れがあり、虎の家が喜ぶと書いて「虎家喜(とらやき)」と名づけられたのです。とても縁起のよいお菓子ですね。

虎家喜が生まれたのは今から70年以上前のことです。

大納言の特徴を最大限引き出した究極のつぶ餡、そしてふかふかの皮生地

さて、実際に虎家喜を食べてみました。

まず、驚いたのは丁寧な個別包装です。

とらやき、包装

ビニールの包みで覆われている中に、さらにパラフィン紙で包まれているのです。そして、そのパラフィン紙には「この紙を剥ぎますと虎の縞模様が現れます」と書いてあります。

とらやき、虎家喜、包装、パラフィン紙

一見、包装してある段階ではこぶりでシンプルなどら焼きに見えますが、この包みをはがすことで虎の縞模様が出現するというちょっとしたエンターテイメント性も兼ね備えているのですね。

とらやき、虎家喜、食べる

見てください、このこぼれんばかりのつぶ餡を。使われている小豆は北海道産の大納言です。大納言の粒立ちの良さを最大限に活かすよう、若干歯ごたえの残った炊き方となっていて、非常に食べ応えのあるつぶ餡です。これだけ粒を残した状態であるため、小豆の風味が抜群に出ています。甘さも標準なみで食べやすいです。

皮生地は気泡の入りが比較的大きめで荒く、もっちりというよりは、ふかふかした食感です。つぶ餡にインパクトがあるため皮は少々控えめでライトに食べられるので、そのバランスが最後まで美味しく食べさせてくれる秘密なのかもしれません。

とらやき、皮、生地、半分、つぶ餡

それにしても、この大納言、ここまで粒感を残してもあんことして、これほどまで美味しくなるのだなと感心させられました。よく見ると小豆の中身まで豆の形がまだ残っていますね。

非常に珍しいつぶ餡です。

是非、玉英堂に寄られた際はこの「虎家喜(とらやき)」も食べてみて下さい。

◆information◆
玉英堂 彦九郎
住所:東京都中央区日本橋人形町2-3-2 玉英堂ビル1F
TEL:03-3666-2625

あんころ

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3度の飯より小豆大好き。

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